震撼

夜中に、ふと、目を覚ました。
・・・うつろな状態でいると、ドンッと揺れた。

…地震だ。
寝たまま様子をうかがう。
これ以上はないようだ。
少しほっとする。

災害情報メールがほどなく届くはず。
すると、ビーッビーッとメールのバイブ音。
震度3を知らせる内容だった。

京都、大阪、兵庫は各地震度3とあるが、私はそんなにひどくなかったように感じた。


また、本格的に来たら、何を持ち出すか、チラッと考えた。

色々、たくさん持ち出したい。
頭の中を、凄く早く思いが駆けめぐる。



もう、阪神淡路大震災が起こって21年になる。

私は、軽い方だったけどその渦中にいた。
台所は食器が割れた破片でいっぱいで、電気、ガス、水道はストップ。
空の色は、気味の悪い黄みがかった曇り空。

子供は小さくて、でも、元気だから、ガラス片を片付け終わるまで大人しくしてないし…。
でも、命があって良かった。


ただ、もう、あのような目に遭うのはごめんだと思った。

あの時は、女性や赤ちゃんは、衛生材料が無くて大変だった。
早めに、ライフラインが復旧してくれたことがありがたかった。

復旧の為、不眠不休で働く人の存在にも改めて、感謝した。



そんなことを思い出していた。
30分後、また、揺れた。
今度はちょっと、ドキッとした。ゾッとした方が近い。



以前、気象庁のデータだったか、あやふやだけれど、調べたことがあって、
地震大国の日本は毎日、どこかしらで地震が起こっている。

微弱であるが、日本は振動している。
まるで、呼吸をしているかのように感じる。




数日前、友人とちょうど、地震の話をしていたところだった。
このタイムリーな事象はなんだろう?

友人と話していたことは、私は阪神淡路大震災を知っているということと、
世間はそれがあったことを忘れかけているということ。

そして、東北で起こった東日本大震災も同様に、
日常から忘れ去ろうとしているのだろうということ。



日本には古より、東と西に龍神様がおられて、それぞれを護っている。
そんな摩訶不思議なトンデモな話がある。

それはそれで、護って下さってありがたいと、八百万の神様に感謝している。
こうして命をつなぎとめていられるのも、人間だけの力じゃできないことだから。

地震だって、天災だって人間ごときが起こせるわけもなく、
これは神のみぞ知る神の所業で、何かしら意味があるとは思う。

しかしながら、それを解き明かすことに喜びを覚え過ぎている人たちはどうだろうか?
対岸の火事のように、書店に並んでいる小説のように、海外のSF映画のように、
架空の絵空事のように思ってやしないかと、おせっかいながら思ってしまった。

日本人の心の奥底に受け継がれている大切なことを
忘れてやしないかと思う。




タイムリーな地震のおかげで、色々と考え、今までに起こったことが
次から次へと思いだされ、その時に感じた感情も思いだした。

腹が立ったこと、悔しかったこと、辛かったこと、悲しかったこと。
これも地震の震撼効果だろうか。

だとしたら、思い出した嫌ーな感情の吐き出しができてよかったなあと
21年前の、あの日の空のような曇り空を眺めながら思った。





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