株分け

今年初めて、久しぶりに友人Aさんと話した日の翌朝見た夢。


気がつくと私は、旅をする芸人さんで、二人組。
レトロなカメラで写したかのような少し黄色味がかったセピア色の世界。

そこでは、私は女性で相方も女性。
私の姿かたちは、今の自分とそう変わらない体型で、
相方は背は私と変わらないけど、ややふっくらしたイメージ。


とある田舎町に、私と相方はやってきた。
どこかのアニメにでてきそうな田んぼや畑が多くて、
家はぽつんぽつんとあるような光景。

近くにあった食料品や日用品のある雑貨店に入る。
町にはなくてはならないお店のような重要な場所らしい。

そのお店は、60代くらいのおじさん夫婦が切り盛りしている。
おじさんは恰幅のいい人で、にこにこしていた。
ちょっと頭は寂しくなりつつあるが、髪の色は黒々していた。
おばさんはあまり登場していなくて、印象だけでそこにいたという感じ。
白の割烹着を着ていたようなイメージが残る。

相方がそこのおばさんと友達で、
お互いに久しぶりに会えて、驚いたり喜んだりしていた。

なぜか相方は、店のおばさんとサウナメインのお風呂へ行く。
で、おじさんと私、取材の人は話をすることになる。
いつの間にか、取材の記録を取る役割の人がいた。

辺ぴなところに、一応芸人が来たことで、町おこし的な意味で喜ぶおじさん。
なんで私たちがここへ来たかというと、貴重種の植物の株分けをするという設定だった。

3つ、4つ株分けして各駅の世話をする人に託す。
駅を一つ一つ降りて、世話してくれる人を探していくという企画らしい。

その貴重種の株というのは、青い色の株で、青といっても
信号の緑色を指して青という意味でなく、純粋にブルー。
緑がかった部分と、純粋なブルー味を帯びている部分がある。

ここでの青い株というものは、
毒々しい意味でなく、純粋であるという意味か?
と、今思う。


青い株・・・
魂のことかな?
なんて、今、思い出しながら、ふと、感じる。

純粋な魂を分け、一つ一つ育ててくれる人を見つけて手渡す。

青い株は、光輝いていて、その輝きはギラギラとしている光でなく、
ひんやりとしたような色味を放ちながら、楚々として存在している。

大切な私たちの株。
受け取ってくれて、育ててくれる人を探す旅。
次へ世代を繋いでいく株。



人は色々な人と出会ったり、出来事にめぐり合ったりする。
まるで、見知らぬ街を訪れ、旅をする旅人のように。

そこで、悲しかったり、喜んだり、腹が立ったり、嘆いたり、感動したり、
恨んだり、呪いをかけたり、自暴自棄になったり、ほっこりしたり、
様々な感情を見る。

この町は悲しみの町で、次の町は、歓びの町で・・・。
いつまでも終わりのない旅をする。

旅の途中で、好みの沿線を見つけて、そちらへ向かう。
自分の好みの列車に乗り込んで、ただただ、同じような考え方、
意識の人たちと出会う。




ふいに、キーボードをたたく自分に、
せむし男が語る。
私のガイドが姿を変えて、物語ってくれているようである。

夢で見たお店のおじさんがそうだったようにも思える。



・・・そりゃあ、もう、その人にとっては天国でさぁ、旦那。

でもね、その列車に終わりはないんでさぁ。
カタタン・・・カタタン・・・カタタン・・・
列車は走る。
同じところを。

ぐるっと円を描いて走ってるんじゃないんでね。
メビウスの輪って、ご存知でらっしゃるかね?
その上を走ってるんでさぁ。
終わりなく。

それを天国だと、その列車に乗ってるやつらは言うんでさぁ。
「この列車に乗れなかったやつらは、愚か者だ」と。

あっしらから見たら、そういうやつはなんていうですかね、
井の中の蛙っていうのですかね?
大海を知らずして、知ったかぶるっていうんですかね。

私が一番よく知ってるよ、と、言わないけれど、
実のところ、そういう気持ちを隠して周りにご教授しなさるんでねぇ。

こんな時はこういうのが正解なんですよ。と、
教えるふりして、崇め奉る人たちから色んなものを吸い取るんでさぁ。
おお、怖い怖い。



そうだねぇ。
せむし男さんのいう通りだと思う。
以前は、早く、そういう人たちに気づいてほしくて、行動を起こしてほしくて
ブログ記事を書いたこともあったけど、それは大きなお節介だと悟った。

今にして思えば、単なる正義感を振りかざしていただけかもしれない。

人はそれぞれの人生を、自分の足で歩んで行くのだから。
私が、どうこうできるものでもなく、逆にどうこうされるものでもない。


こんな時は、こういうんでさぁ。
「お達者で!」って。


せむし男のガイドがそう言って、くるりと背を向け、
手を振って去っていった。






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