グロッシュラーガーネット

グロッシュラーガーネット という石のコト



グロッシュラーガーネット
Grossular Garnet

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グロッシュラーガーネットは、カルシウムとアルミニウムに富んだ、緑色のガーネット。
心を癒し、健康を与えてくれます。

事故からあなたを守り、難問に直面している時には助けてくれます。

関節炎やリウマチの痛みを解放し、腎臓を強化します。

奉仕や協力の気持ちを呼び醒ましてくれる石です。

ヒーリングポイントは、第十、十一、十二肋骨。
キーワードは、警告。



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*Sさん2*


前回記事にしたSさんという患者さんですが
Sさんが3年ほど前に来始めた時は、私を含めほとんどのスタッフが思うことは
「ややこしい老人」という印象でした。

かまってちゃんというのが大部分でした。

私の老人との接点はこの職場に入るまで殆どありませんでした。
近所のご老人はいることはいるが、生活時間帯が違うので
あまり会うことはなく
老人で害のある人といえばゴミの日に取り仕切るゴミ奉行くらいでした。

もう、そのゴミ奉行とも会うこともなくなった。

他は、もう5年ほど前に亡くなった祖父母くらいなので
老人に属する人々とは接することはなかったのです。

ですが、もう年齢的に両親もしっかり保険証上では老人扱いです。
老人との接点はないわ~なんて他人事ではなくなってきました。

で、今の職場に入って困ったのが、老人の扱いという新しい分野でした。
扱いとはなんどい!?なんて言われそうですが

扱いとは
”操作すること。処理すること。「この器具は―が難しい」「小荷物―所」”
コトバンクより

その当時の私は、よりスムーズに処理、操作することが最重要でした。

操作って、かなーり上からですね。
ほんと、ものがわかってなかった。

人って操作するもんでも、思い通りになるもんでもないのにね。

老人って大人しくてフガフガ言ってるものだと思っていましたが
けっこう色々自分のことを他の誰よりも最重要視することを強要するする・・。

まあ、自分が思っていた老人像を壊すことと、色んな人がいることを
知ることに何年も費やしたわけです。

さて、このような私が思いもしなかった老人たちの中でSさんはかなり
インパクトのある人でした。


常に、話のきっかけになるように自分から発信していた。
例えば、聞こえるように何かブツブツいうアピールをしていました。

治療が終わってはずしていた骨盤ベルトを着けるときや靴を履くときに
靴べら取って、服を入れているかご取って、靴をどこやったとか
あれとってこれとって、と、事細かく言っていたのです。
自分でやれよ!と獣の私は思ってました。


先生に対する質問も理屈をこねたものであり
すごーく面倒だと感じていました。

それが前担当のA先生(29歳男性)から今、担当しているF先生(32歳男性)に代わって
Sさんが変わりだしたのです。

変わったと気づいたのは、つい最近でした。
私もF先生に影響を受け、モノの見方、受け取り方を変えてきた、自然に変わった一人です。


◇  ◇  ◇

なんやめんどくさいな…、と感じるのは私の都合であって
Sさんにも(周りの意に介さず)都合があるんだよねということに
ここ最近になってわかりだした私。

「靴べらとって」ってことを見て
観察すると、ああ、靴べらがないと腰を曲げるのがつらいから要るんやな
とわかり

指示されてムッとするんやったら、先にやっちゃえ
とやってみたがどうも違うことに気づき
じゃあ、自分はどうしたいのだ?と考えた。

とりあえずSさんを観察することにしばらく徹した。


◇  ◇  ◇

うつ伏せで電気治療を受ける場合はおでこに治療用の小振りな枕
胸の下には胸枕、足元にはカマボコ型の足枕を患者さんにセッティングする。

Sさんの場合は足元は厚手のタオルを三つ折りにしたものをあてがう。

電気治療が終わって起きあがるのにSさんは
うつ伏せだとお尻側に足を上げることができない。

今は私はできるけど
年いくと筋力が落ちてできなくなるんや、ということにある日気づき
年をとると出来てたことが出来なくなることに対して本人は認めたがらない。
ということもSさんから知る。

自分が老いていった先を想像してみる。

Sさんはその老いた自分を認めたくなくて、どうしたら元の若い頃のように
筋力が戻るかと、必死にF先生に教えてほしいと繰り返し聞いていたのだった。

まわりがそれをしつこいだの、くどいだの言っていたのは違うのだった。
若い者たちの間違った偏見の目だったということをSさんから学んだ。

Sさんが教えてくれたことはこれだけにとどまらず、もっといっぱいある。

◇  ◇  ◇

先日、Sさんが変わったと一番感じたことがあった。
予約表に次回の予約を取った時に、覚え書きとして予約券を渡す。

老眼と言うものはめんどくさいもので、眼鏡をかけなくちゃならない。
めんどくさがっていたSさんは目が見えんからという理由で

先々まで取っていた予約券と終わった予約券を分けてほしいと
予約券の束を私に渡す。

なんで自分でやらへんの?!と思っていた頃の私はめんどくさいと思っていた。
それに慣れてきた頃、めんどくさいと思わなくなって
「はいはい、え~とこれはもう終わってますよ~、こっちは次回の分ですよ」と
自分の感情を波だたすことなく対応していたある日、事態は変わった。


いつものように予約券を仕分けるんだな~と待ち構えていた私は拍子抜けした。
Sさんが受付に設置している老眼鏡を自ら取り出してかけ、予約券の今日の分を
私に渡したのだった。

「いつもな、誰かにやってもらってばっかりやったらあかんやろ」というではないか。

うわ~~~~!進歩した!Sさんが自分から動いた!
この70代になって変わっていった!
と、Sさんのことなのだが嬉しくなって、Sさんが帰った後
即、スタッフルームにいたF先生に
「F先生!Sさんが自分で予約券をきちんとわけましたよ!自分でやらなあかんなって」
というと
「僕がね、いつも説教するんですよ。だから僕のおかげですよwwww」と。


◇  ◇  ◇

人生70年ほど生きてきたら、いまさら自分を変えようとする人は稀である。
と私は思っている。
40年でも、20年でも変えようと思わない人は変わらない。

そんな中Sさんは自分を(一部だけど)見つめ、改革を行ったのだ。
3年ほど前に来た頃とは大違いなSさんと、間違った解釈をしていた自分を見つめ
これからも前進したいと思う今日この頃である。

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