スキャポライト

スキャポライト という石のコト
【Scapolite】



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和名「柱石」
スキャポライトはグループ名でマイオナイトとマリアナイトがあり
この両者の間は連続して成り立っています。

斑れい岩中の燐灰石脈や花崗岩に貫かれた水成岩中などに産出します。

正方晶系に属する柱状結晶体で発見されることが多く
他には塊状や粒状、へき開状などで見られます。

色は主に無色や白色ですが、灰色や黄色、帯青色などもあり
時には紫色のものも産出することがあります。

条痕は無色。

透明ないし半透明でガラス光沢をもち
へき開は二方向にわかれ断口は不平坦状から貝殻状を示します。
名称はこの鉱物の結晶が四角柱状になることが多く、
柱のように見えることから日本名は「柱石」、
英名はギリシャ語で「シャフト」の意味の「skapos」に由来して名付けられました。


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依頼心を取り除いて精神的に自立するよう働きかける鉱物とされています。

状況や環境に左右されないよう保護し、
無意識のうちに選択したことが正しかったという結果に
導く力があると言われています。
個人の意識の向上にも貢献するそうです。


古くは骨や歯の病気の治療に用いられたとされ
他には呼吸器官の不調を改善する働きもあると言われています。

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ある日、院内で周知されているガンコじいじが来た。

毎週2回予約でくる患者だ。

この患者さんは保険証毎月忘れ、持ってくると得意げにどや顔をする。

保険証の毎回の来院ごとの提示は法律により義務づけられている。
本来はその形であるが毎回は大変なので
その代わりに診察券を提示するものとされるのだ。

ということを知らない人は意外と多い。
保険証にあまり重みがないのかな。
再度、学生に戻り勉強をしていた頃を思い出した。「国民皆保険制度」というものがあったことを思い出していた。

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保険がきくかどうかすごく気にする割には
保険証の成り立ち仕組みをよく知らない人々がいる。
かく言う私もこの仕事(病院の受付)をする前はよく知らなかった。
知ろうとしなかったまま時を過ごしてきたというべきか。


で、このじいじがいろんなことを毎回披露し
そのおかげで私は鍛えられてきた。
だが、鍛えられ毎回の不快ぶりにも慣れてきたものの
このところ私のところにやってきたメッセージである
「人のことを気にしている時間があれば自分に遣うこと」を意識していると
やたらと苛立つような場面に出くわすことがある。
自分はこれだけ意識がその段階に集中しているということなのだと思う。

それは止めたいと願っている。やってても仕方ないという思いがある…のだが。

そして、この出来事もそんな毎日を過ごし自分を変えたいと
思っていた時のことだった。


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以前、スタッフだけが私の鏡だと思ったことはあったが
患者さんもそうだったと気づく。ちょっと遅いけど…気づけただけマシかもしれない。



じいじをいつも担当している先生は口酸っぱく月末に
「月初は保険証の提示をお願いしますよ!」と毎月言っているにもかかわらず毎回忘れ
「今日が何日かわかっとらんかったわ」と言い訳をし
毎回、保険証を忘れるじいじ。

自分の治療が終わっても
他の患者さんをその先生が担当していても
他の患者さんさんに焼きもちなのか執拗に先生に話しかけている失礼なじいじ。

信頼している先生のいうことは自分の都合がよいとこチョイスで聞いているらしい。

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今日は、今月二回目の来院で
いつもより早めに保険証を持ってきた。
だが、保険証は小銭入れのポケットにギュウギュウ詰めで入れられていて
取り出した時に保険証の新、旧のもの、(ジェネリックにしますカード)を一緒に入れていたらしいカバーごとばらけてカウンターに出した。
じいじ「あ、出ちゃった。なおしといて」

私「…………え?
(私があんたの)保険証をなおすんですか?」

じいじ「うん」

じいじはサッサと院内に入る。
瞬間に私の獣に火がつく。
イラッとしたものの言い返せなかった自分。
そこが悔しい。
余裕を持って対応できなかった自分が情けない。

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イライラを落ち着けるべく、深い呼吸を繰り返す。

2分くらいで落ち着いてきた

考える

自分は(それくらいやれよ)と思っているくらいのことで
相手も(それくらいやってよ)と思っているのだと

つまりお互い様だった。


こっちが感情動かさず
ちょっと一言返すくらいの余裕をもたなきゃあかん。

そう思ったものの
すぐには出来ず、どうしたらいいのかと考えていた。

すると治療を終えたじいじが複合施設のフロントの女性(40代)に話しかけていた。

様子を聞いていると
フロントの女性は優しくじいじに話をしていた。

相槌をうち、優しくうなずく。
じいじも嬉しそう。


私はまるっきりこの人にはなれないけれど
この女性のように余裕をもって何事もできればなあと思った。




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